2024年10月16日
「令和の本堂大改修」今月の工事の様子【10月更新中】
本堂改修の様子を皆様に随時お届けいたします。
工事前の本堂内の様子はこちらで見ることが出来ます。[360°動画です]
上棟式 10月17日 午前11時から
【10月16日更新】
令和5年2月、本堂に祀られる本尊「十一尊天得阿弥陀如来」をはじめ諸仏、諸菩薩、諸尊は隣接する瑞祥閣(ずいしょうかく)へご遷座(せんざ)されました。現在はその瑞祥閣が仮本堂として皆様に参拝していただけます。
大改修真っただ中の本堂は足場と素屋根に覆われています。周囲からなかなか見ることの出来ない中の様子を皆様にお届けいたします。
それでは、中に入って約一世紀前の職人の遺構を感じましょう。
本堂北面の間知石(けんちいし)の復旧工事が完了しました。
基礎を囲む間知石が完全に取り払われ、むき出しになった基壇。地盤改良のための溶剤が注入されました。
むき出しの基礎の周囲には今まで無かったコンクリートの擁壁が建立されているのがわかります。その周囲に間知石が美しく整列されていきます。それぞれに英字と数字が書かれ、元の位置を記されているのが見て取れます。
奥行き約50メートルにひかれた間知石の直線が美しいです。
三段まで積まれた間知石の上には縁石(へりいし)となる葛石(かずらいし)が載せられます。
垂れ壁の内部
本堂内部でも各所に免震・耐震の工夫が施されています。
梁下や天井から垂れ下がる壁、「垂れ壁」。その内部には以前紹介した「はしごフレーム」が備え付けられました。「はしごフレーム」は軒下の柱間にも取り付けられた免震構造です。