2024年03月03日
「令和の本堂大改修」3月の工事の様子
本堂改修の様子を皆様に随時お届けいたします。
工事前の本堂内の様子はこちらで見ることが出来ます。[360°動画です]
【3月3日更新】
令和5年2月、本堂に祀られる本尊「十一尊天得阿弥陀如来」をはじめ諸仏、諸菩薩、諸尊は隣接する瑞祥閣(ずいしょうかく)へご遷座(せんざ)されました。現在はその瑞祥閣が仮本堂として皆様に参拝していただけます。
大改修真っただ中の本堂は足場と素屋根に覆われています。周囲からなかなか見ることの出来ない中の様子を皆様にお届けいたします。
それでは、中に入って約一世紀前の職人の遺構を感じましょう。
大屋根の銅板瓦が剥がされた後、丸瓦等が解体されて木下地が出てきました。
大念佛寺は本瓦葺の本堂ですので平らな屋根を見るのはとても新鮮です。随所に穴が開いている部分が確認できます。
土居葺きの補修。
穴が開いた部分や破損個所の補修に新しい板が打ち付けられているのがわかります。
木下地の土居葺(どいぶき)とは、瓦葺きの下地として屋根に薄板を張ったものをいいます。野地板に椹(さわら)や杉などの板を重ねて葺き上げていく工法で、その際は竹釘を使用し、口に含んでトントンとリズミカルに打っていくことから別名「トントン葺」ともいわれるそうです。