2023年07月11日
「令和の本堂大改修」7月の工事の様子
本堂改修の様子を皆様に随時お届けいたします。
工事前の本堂内の様子はこちらで見ることが出来ます。[360°動画です]
【7月4日更新】
足場組立作業の状況です。本堂を挟むように16段からなる足場。高い部分はクレーン車によって積み上げられていました。
本堂縁側の下方に「亀腹(かめばら)」という箇所があります。文字通り亀を裏返した腹に似て真っ白ですが、この「亀腹」は社寺建築の基礎回りや束柱、鳥居の根元に補強のため、饅頭形の形をしています。この部分を解体している様子がこちら。
解体前
解体中
解体後
綺麗に亀腹が取り除かれ、地中梁が顔を出しました。
【7月11日更新】
本堂正面の階段も取り除かれ、この様子です。
束石の整列があまりに美しく…
とうとう触れるぐらい近づけるようになりました。近くで見てもきれいな緑色です。
これが鬼瓦ですね。
全体像
北京オリンピックの主会場「鳥の巣」を彷彿とさせる全景
【7月23日更新】
屋根の破損の状況が近くで見ることができます
鬼瓦の一部の銅板が吹き飛ばされ内部へ続く穴が見えています
突風により折れ曲がった「飾り銅板」
きれいに並んでいた束石も取り除かれ
基壇掘削・美しく石積みされた間知石の裏込コンクリートが削られています。
大棟の上に組まれる単管による三角形を基本にしたトラス構造。いよいよ素屋根が作られる段階です。現在の青緑屋根を目に出来るのも、あと少しです。