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融通念佛宗総本山 大念佛寺

法話

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御遠忌(ごおんき)を迎えて(六)

永久5年(1117年)5月15日 良忍上人が念仏三昧の中で阿弥陀仏の相好(そうごう)[すがた]を感得し、融通念仏の教えを授かった経緯について、少し考察を試みることにしましょう。

実はこの奇瑞(きずい)こそ融通念仏宗の起源となっているのです。西暦2017年(平成29年)がちょうど開宗900年に相当するのですが、従来、50年ごとの開宗記念法要は大通上人の御遠忌と併修しており、今回もそれに準じて、大通上人300回忌に当たる平成25年に2年前倒しで勤修するのです。

ところで、念仏を称える中に、阿弥陀仏が面(まのあ)たり行者の前にお姿を現わされるというのは、私たちの考えでは到底信じられないところです。まさに不可思議なことであります。

しかし、中国隋の時代(594年)に成立した『摩訶止観(まかしかん)』という天台宗の実践修行を書き留めた書物には、常行三昧(じょうぎょうざんまい)という修行方法が説かれています。これは90日間、本尊阿弥陀仏の周りを心に阿弥陀仏を念じつつ、口に南無阿弥陀仏と称え、これを昼夜間断なく修行すると、満願の90日目に生身(しょうじん)の阿弥陀仏が行者の前にお立ちになるとの記述があります。これを修行する人は歩きつづけるため、足が腫(は)れてふくらみ、綱を伝って歩むほどの苦痛を伴います。足には布を巻きつけ、その上から荒縄を幾重にもきつく縛りつけて、歩きながら握り飯を食べて、これを一心に修行するといいます。その結果、不思議にも90日目に阿弥陀仏が行者の前に生身のお姿を現わされたのです。そういう実証に基づいて書かれたわけで、何の修行もしない私たちが簡単に否定すべきものではありません。厳粛な信仰の世界に手を合わさずにはいられません。

良忍上人は天台僧として修行されたわけですから、当然このような念仏行を修行されたと考えられます。

このとき阿弥陀仏は良忍上人に対して、その真摯な行法をほめたたえられました。そして命終を待たずして、今ここに真実の幸せと喜びの道を得ることのできる教えとして、融通念仏を授与されたのです。

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融通念佛宗 宗務総長
総本山大念佛寺 寺務総長
吉村 ワ英

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